神社で授与品や祈祷をお願いするときに何と言えばいいか迷ったことはないですか?
神社で扱われる授与品は店舗で販売されているような商品とは性格が異なるため、神社職員の他にも参拝者の方々も言葉選びに注意する必要があります。
以前、友人にお手伝いに来てもらった時に「いらっしゃいませ」と言った人がいましたので、その時は慌てて神社ではそのような言葉は用いないよと説明しましたことがありました。
今回は神社職員と参拝者両方の立場での言葉遣いについて紹介します。
神社での言葉遣い
冒頭でもお話したように授与品というのは信仰があってこそのものであり神様より御神恩をいただく尊いものであるため、一般に店舗で販売されているような商品と同じ扱いをしてはいけません。
ツイッターでも同じようなことを説明していますので参考にツイートを貼っておきます。
友人に神社の手伝いに来てもらうことがありますが
「お守りは"販売"ではなく"授与"するものだよ」と最初に話します😌参拝者さん側も"買う"ではなく"受ける"という言葉を選ぶべきです🌟
このような言い方をするのは
物を買うということではなくご加護を受けるということを重視するからだと思います!— ⛩たむ⛩【神社関係者】 (@kytm16) December 6, 2020
授与品は「買う」ではなく「受ける」「授かる」ものであるということを忘れずに対応してください。
参拝者編
「○○個」→「○○体」
「これを買います」→「こちらをいただきます」
「買う」→「受ける」「授かる」
神社職員編
「いらっしゃいませ」→「こんにちは」「あけましておめでとうございます」など
「料金は○○円です」→「初穂料は○○円です」「○○円の初穂料です」「○○円お納めください」
「ありがとうございます」→「ようこそお参りくださいました」「またご参拝ください」
また、一般的な言葉遣いの注意ではありますが
「○○円からお預かりいたします」→「○○円お預かり致します」
「○○円ちょうどお預かりいたします」→「○○円ちょうど頂戴いたします」
「○○の方は...」→「○○は...」
という基本的な言葉遣いについても十分注意しましょう
実際の流れ
こんな感じです。
また、これは神社に限ったことではないですがお金や授与品を扱うときには両手で、話すときは明るくハキハキと話すなど丁寧な対応をするようにして下さい。
参拝者は神社職員や他の参拝者の姿を見て御祭神の存在や畏敬の念を感じます。神社職員は特にそのことを自覚して丁寧な対応を心がけるようにしてください。