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節分とは季節の変わり目の日
節分というのは実は年に4回あるんです。
日本には四季があって美しい景色が私たちの五感を楽しませてくれます。
暦の上では二十四節気の立春・立夏・立秋・立冬が季節の変わり目となっており、これらの前日が節分と言われていたわけです。
しかし、時代が進むにつれて2月の立春の前日だけが節分と言われ、現代に残っているのです。
節分の日付が変わるのは立春がズレるから
ここで1度二十四節気の話をします。
二十四節気はどのように決まっているのかというと、
太陽の通り道(黄道)を24等分してそれぞれの点に名前をつけるという方法で決められています。
太陽の通り道に点を打って二十四節気を決めているということは毎年同じ日が立春になるはずじゃないかという声が聞こえてきそうですが、実際はそうではありませんよね。
なぜ二十四節気の日付はズレてしまうのでしょうか。
それは地球の公転周期にあります。
公転周期とはある点から出発した地球が太陽の周りをまわって出発点に戻ってくるまでの周期を言い、この周期により一年間の日数も決められています。
私たちは基本的に一年を365日として過ごしていますが、実際は365.2422日なのです。
このズレを解消するために設けられているのがうるう年です。
一年が365日なのに対して、地球の公転周期が365.2422日ですので、1年間で0.2422日分のズレが生じます。つまり、4年間で0.9688日分のズレが生じているということです。
2021年の節分は2月2日、2022年は2月3日
今年の立春は2月3日ですが、詳しく言うと2月2日の23時59分が立春の瞬間です。
わずか1分の差で立春と節分の日付ズレてしまっており、
節分が2月になるのはなんと124年ぶりです。
2022年は節分は2月3日に戻りますが、2025年や2029年など4で割って1余る年(うるう年の翌年)は節分が2月2日となり、これからは珍しいことではなくなっていきます。
節分には何をするか
節分と言えば豆まきや恵方巻を食べるなどの風習がありますが、これらにはどのような由来があるのでしょうか。
節分に豆まきをする理由
先ほどもお話したように節分とは季節の変わり目を指します。
季節の変わり目というと寒暖差や周辺の環境の変化によって体調を崩しやすく、自然災害も起こりやすい時期です。
昔の宮中の人々はこれを鬼の仕業と考え、季節の変わり目にやってくる鬼に退治するために追儺という儀式を行っており、これが一般に広まったことが由来とされています。