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目次
鳥居の起源と役割
- 鳥居の起源
鳥居は奈良時代には存在していたと言われていますが、その起源は詳しくはわかっていません。
よく言われている説だと
天照大御神が天の岩戸に隠れた際に、にわとりが止まった木であるとされています。
しかし、神話上に「止まり木」という文言はなく、信憑性は定かではありません。
- 鳥居の役割
鳥居は我々の生活する世俗的な空間と神社という神聖な空間を分ける境界のような役割を果たします。
鳥居の構造
①(1番上の横木)を笠木
②(2本目の横木)を貫
③(笠木と貫の間)は額束
④(貫と柱に付属するもの)は楔
と言います。
他にも笠木の下にもう一段つく横木の島木などがあります。
(上の図だと笠木が上下に色が分かれており、二段構造になっている)
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鳥居の種類
鳥居の種類は大きく分けると
①神明系
②明神系
の二つ!!!!
神明系
神明系に属する鳥居は縦の柱も横木も真っ直ぐで簡素な形式のものが多いです。
神明鳥居
笠木:反っていない。断面が5角形。
貫:柱より外側に出ていない
額束:なし
楔:あり
主な神社:伊勢神宮
写真は伊勢の神宮(外宮)です。
靖国鳥居
笠木:反っていない。断面は丸い。
貫:柱より外側に出ていない
額束:なし
楔:なし
主な神社:靖国神社
八幡鳥居
笠木:島木が付いている
貫:柱より外側に飛び出ている
額束:あり
楔:あり
主な神社:石清水八幡宮
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明神系
笠木に島木が付いており反っている。額束が付いていることが多い。
明神鳥居
笠木:島木が付いており、反っている
貫:柱より外側まででている
額束:あり
楔:あり
主な神社:八坂神社
一般的な明神系の形です。
台輪鳥居
笠木:島木が付いて反っている
貫:柱より外側まででている
額束:あり
楔:あり
主な神社:伏見稲荷大社
稲荷神社の一般的な形。
柱の下部には亀腹(地面と接着している黒い部分)
柱と島木(笠木)の接着面には台輪(丸い部分)がある。
両部鳥居
両端前後に控え柱が付いている
主な神社:厳島神社
三輪鳥居(三ツ鳥居)
鳥居の両脇に袖鳥居がある。
大神神社の三輪鳥居は拝殿に隠れており、見ることができない。
主な神社:大神神社
山王鳥居
笠木の上が合掌したような形になっているため合掌鳥居ともいう。
主な神社:日吉神社