現在、日本には神社本庁包括下だけでも約8万社の神社、約2万人の神主があります。
近年は神主の不足の他、過疎化や高齢化などの事由により整備や祭事が行われない神社も少しずつ増えてきており、地域ごとの伝統が損なわれていることを危惧しています。
たむ
今回は本務神社と兼務神社の違い、都道府県別の平均兼務数ランキングを紹介します
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本務神社と兼務神社の違い
神社の数の方が神職の数より多いということは多くの神職が複数の神社を担当しているということです。
ということは宮司が常に在中している神社とそうでない神社が生まれます。
それが本務神社と兼務神社の違いです。
宮司が基本的に在中しているのが本務神社、宮司が在中しておらず祭事のときだけ訪れるのが兼務神社です。多くの場合、本務神社では宮司ほか神職が境内の掃除や授与品の授与等の事務を行いますが、兼務神社は氏子らが社務を行っています。
全国の神社の数と平均兼務数
神社には神社を統括する宮司と宮司を補佐する禰宜・その下に権禰宜がいます。
宮司は全国に約1万にいますから、8万(社)÷1万(人)=8
すなわち宮司一人当たり8社を兼務していることになります。
都道府県別の平均兼務数
1位 富山県 19.5
2位 千葉県 16.9
3位 高知県 15.5
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44位 北海道 2.6
45位 和歌山県 2.56
46位 大阪府 1.7